コラム

検針の方法とその重要性

衣料品が消費者の手元に届くまでの間、さまざまな検品作業が行われているのをご存じでしょうか。
出荷前に行われる作業の一つとして、製造時に針が折れて商品に残ったままになっていないかを検査する「検針」があります。
今回は、検針の方法とその重要性について説明します。
▼検針の方法
■コンベア
コンベア式検針機では、衣料品をベルトコンベアに乗せて検針を行います。
上下に検針部があるため精度が高く、また衣料品を流し続けて検査できるので、国内でよく使用されている方法です。
針を検知すると、走行中のベルトが停止する仕組みになっています。
■X線
X線を用いて透視画像を撮影し、衣料品への混入物を見つけやすくする方法です。
病院や空港の手荷物検査などでもよく目にする方法ですが、衣料品の検品作業でも使われることがあります。
■金属探知機
金属探知機のなかには衣料品専用のものがあり、針に使用されている鉄のみに反応する機械があります。
ボタンやファスナーなど金属が使用されている衣料品であっても、針のみを検知してくれるため安心です。
▼検針の重要性
出荷した商品に針が混入していた場合、その商品だけでなく同じロットで製造した全てが回収対象となる恐れがあります。
消費者がケガをする可能性もあり、企業としての信用性を低下させてしまいかねません。
検針は外すことのできない、重要な作業の一つです。
▼まとめ 
検針には、上下に検針部があるコンベア検査機を用いる方法のほか、X線で透視画像を撮影する方法や金属探知機で検出する方法があります。
針が混入していた場合は、商品の回収だけでなく消費者にケガをさせてしまう恐れがあるため、安全のためにも重要な作業です。
『株式会社サンロジ』は、お客様目線の思考と行動を心掛けた検品作業を行っています。
東京で衣料品の検品のことなら、ぜひご相談ください。

関連記事